3麻は国士を狙うかどうかの局面が4麻より多く、また成就率も3麻の方が高いので
国士を狙うかどうかの判断は重要になります
国士の基準については特に戦術書などで触れられていませんが、
強者の牌譜を参考にしていくうちに、自分なりの国士基準が定まり、
それが結構うまくいっているので今回はその基準について書いていきます
9種はGO(流せない場合)
フラットな局面に置いて9種あったら国士に行ってOKです
9種と言えば国士3シャンテン
逆にそれ以外の手は、1.9字牌が9種類もあると4シャンテン以上なことが多いので
どうせメンツ手で行ってもあんまり上がれないし、ダメ元国士をするならうってつけなわけです
ただ、天鳳、じゃんたまのような9種9牌がある場合は、9種で特に高打点が必要でない場合は流します
8種北無しは国士へGO

北無しで8種。国士を見ます
さきほど9種はGOといいましたが、
手牌に「北」がない8種でも国士に行ってOKです、
なぜ北以外の8種があれば国士を狙うのかというと2つ理由があります
まず、「北」は現時点で持ってなくてもいづれ引けるからです
自分が配牌で北を持ってなくても、他の人が合計で3枚抜いている・・・というわけではない限り
北は確実に山に残っています
2枚残っているなら単純計算で3分の2で引けます
また、運よく北が待ちになった際は特に和了しやすいので、北がない8種は実質9種扱いできるのです
2つ目の理由は「自分の手が価値が低い」ことです。
北ドラが無いということは、現状自分の手は価値のない手であることが多いですよね?
普通に進めても、あがれなさそう。あがれても安い・・・
のであれば、国士に向かってしまったほうがマシなことが多いです
というわけで、北無し8種は普通の9種と同じくらい国士に向かいやすいと考えています

バラバラですが、7種なので、国士は狙わず普通に打ちます
ちなみに10種は国士大チャンスです。
10種はかなり上がれます。
同じ要領で9種+北無しも結構国士になる。北無し9種は流しません。
10種と比べ見逃しやすいですが大チャンスです

9種で流せますが、北無しなので国士へGO

10種!!! 確認もせずに9種9牌で流してはもったいない!

美味しい
国士と天秤にかける役は?
国士を狙ってタンヤオ牌を切っていくけど、それ以外の役は狙わなくていいのか?と思いますよね
天秤にかける、おススメの手はただ一つ。チートイです。
なぜかというと、チートイは
・タンヤオ牌が必要でない
・アンコが必要でない(2枚切れの牌も使える)
からです
タンヤオ牌いらずなのは、国士狙いとしてメリットです。
全部1.9字牌で作ればホンロートーもついてきますし
また、トイツだけでよく、アンコが必要ないのも国士と天秤にかけやすいです。
これはどういうことかというと
アンコが必要なトイトイなどの手役だと、持てる牌の種類はせいぜい6~7種
10種類以上牌を持ちたい国士とは必然的に天秤にかけられなくなるからです
その点チートイなら、2シャンテンでも9種類までは牌を持てるので (4トイツ5孤立牌)
チートイ1シャンテンになれば国士を見切るし、逆に10種になれば国士に向かうというような
天秤をかけやすいのです
というわけで序盤にタンヤオ牌を切る場合もまず孤立牌から切って、トイツは後で切るようにします。
思ったより国士は伸びなかったが、チートイならすぐ2シャンテンになったみたいなことも結構あります

北無し8種なので国士へ

19字牌以外は、トイツを残しながら進めます

自分が持っていない1sにラグがかかったので、国士は諦めチートイに切り替えます

9種で国士へ

国士は進みませんでしたが、これならチートイ2シャンテンなので、チートイに切り替えて北を抜きます。
ホンイツやホンロートーが自然についてくることも多いので、国士崩れチートイは意外に活躍します
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