3麻のゲーム構造
マンズの2~8がなく、チーがない3人麻雀は
4人麻雀をシンプルにしたゲームだと考えていいです。
そのため、戦略もシンプルになります
3麻の性質は4麻と比べて
・打点が高くなりやすい (打点作りが重要でない)
・面前で有効牌を引きやすい。テンパイしやすい (単純牌効率、リーチ判断が大事。)
・鳴きのスピードアップが有効でない局面が多い(絶妙な鳴き判断はいらない)
・手詰まりしにくい(牌の種類が少ないため、現物や順安牌が手牌にあることが増える。ゆえに守備力を兼ねた手組はいらない)
・リーチが強い(1発、裏ドラ率アップのため)
こういった性質から
「先手でリーチをとにかく打ちにいき、後手を引いたら面前で安全牌切りまくってベタオリする。」
というシンプルな戦略が、単純で強いです
では、3麻で勝つためのこの戦略をするうえで、必要な技術とはなにかも説明していきます
牌効率
牌効率とは、リーチや役牌などの単純な手役での最速のテンパイが組むための、技術のことをいいます3麻はマンガンができやすいので、後は「いかに多くアガるか」が重要になります
牌効率は意外にちゃんとできている人は少ないので、三麻で勝ちたいなら最優先で勉強したい分野です

ドラ3あるので、チーがある4麻ならクイタンを見て9m切りが良さそうですが、
3麻は面前でリーチを打つ受け入れをできるだけ増やした方が成功しやすいので、ストレートに5s切り

あれこれ考えるより、面前牌効率だけ考えてこんな感じのリーチを打ちにいくほうが3麻は強いです
押し引きの正確さ
メリハリのある押し引きが大事です
先手が取れそうなら攻める。後手を引いたら降りる
回し打ちはほとんどいりません

勝負できる手で追いついたので両無筋を勝負。安全牌の発などを切っての回し打ちは損です

南家は2フーロでテンパイしていそう。
こちらは後手で危険牌が2つも浮いている1シャンテンなのでオリます
鳴き判断
3麻は変な鳴きをすると大損するゲームだと私は思っています。
安くて遠い鳴き、あまり早くなっていない鳴きをすると
面前リーチの権利を放棄し、手牌が短くなったところで相手からのリーチが飛んできて、
鳴いて1シャンテンでオリようにもオリれない・・・というような状況にわざわざ自分を追い込んでしまうことになるので。
そんな苦しいことをしなくても、「鳴かない、ウマぶらない、読まない、ゼンツするかベタオリする」というラクな戦法でも、3麻は十分勝てます。

自風ですが、安くて遠いので鳴きません

頭がないので鳴きません

「鳴いたら確実にアガれる」
位のところは鳴いて、それ以外は面前リーチを目指すと3麻は安定します
メンタル
3麻も4麻もそうですが、ブレます。
とにかく成績がブレます。同じ打ち方でも、500戦で平均順位が0.07ブレることがあります。
平均順位1.95の人が、500戦中1.88という超勝ち組になることもあれば、2.02の負け組に落ちることもあるのです
超勝ち組の時は打てば打つほど勝てますし、楽しいので何の問題もないですが、
負け組の時はもう本当にツイテないですし、
打っても辛いし、自分の打ち方が間違っているんじゃないか?と思って打ち方を変えたくなったりします
そういう時に強靭なメンタルを手に入れておけば、
運が悪い時には悪いなりにいつも通り打ち、メンタルが弱い人より負けを減らすことができます
3麻であまり必要ない技術
打点意識はあまり必要ありません。リーチやドラで勝手についてくるので
点数状況判断もあまり使いません。点差がある程度あっても、誰かの親が残っていればすぐ詰められますし、逆もしかりなので
守備意識もいりません。3麻は現物が増えやすいし、面前なら14枚から牌を選べるので早々当たらないので
というわけで、3麻の章では
牌効率と押し引き基準、鳴き基準、メンタルについてを、主に書いていきます
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