相手からリーチ。
こちらは1シャンテン
1シャンテンでは、多くの場合オリ有利だが、時々押した方がよい状況もあります
その時にスパっと押せるかどうかで実力差が出るわけです。
でもどんな1シャンテンなら押せるのかというと、
かなり状況次第なことが多く一概にこれなら押し!と言えません。
が、とりあえずこういう1シャンテンなら実戦で押していることが多いなと思う
手牌や状況を列挙していきながら、1シャンテン押しを解説していきます
1シャンテン押ししていることが多い基準
・テンパイしたら勝負できる手+安全牌1枚以下+序中盤
・テンパイしたら勝負できる手+切る牌がまあまあ安全+序中・親、好形高打点+序中盤
・好形高打点+序中盤+切る牌が危険すぎない
・テンパイまで切る予定の牌が全てまあまあ安全+ケイテン狙い終盤
・ツモられても、流局でも、他家の放銃でもダメな展望状況 (オーラスで4着目など)
+
・リーチ者以外 誰も攻めていない
押しやすい要素についてそれぞれ説明していきます
テンパイしたら勝負できる手
当然ですが、せっかく危険牌を勝負してようやくテンパイしても、
そのテンパイが後手からではオリ有利なテンパイであるなら最初からオリたほうがいいです。
なので、1シャンテンで押す場合は、テンパイしたらゼンツできる手であることが必須です
親のテンパイ
高打点愚形テンパイ
良形3ハンテンパイ
このあたりが、後手でも確実に勝負できる手になるので、最低でもこれらのチャンスがある1シャンテンである必要があります
安全牌1枚以下
安全牌が少ない場合、ベタオリしようとしても安全牌が増えず手詰まりになって放銃してしまうケースがあるので、安全牌が少なければ押した方がマシになります
また安全牌がないという状況、相手の河の情報が少ない序盤に、起こりやすく
序盤であることも、押しが得になりやすい条件なので、どっちみち押しやすかったりします
また、223p 66p 789s で8s現物 みたいな状況で
とりあえず、2p切って一旦押すともう1枚持っている2pが現物になるので、
その後1シャンテンのまま危険牌を持ってきたら、現物2枚あるのでオリる
みたいな選択もできますね

聴牌したら勝負できる手、安全牌1枚以下、序中盤
7sしか現物ないですし、ラスが重い天鳳といえどきちんと押すべきです
切る牌がまあまあ通る牌
結構重要な要素です
無筋2枚押す必要がある好形高打点1シャンテン
と
ほぼ通る牌2枚を押す好形低打点1シャンテン
の比較なら、自分は後者のほうが押しやすいと感じます
じゃあどんな牌ならほぼ通るといえるのか?というと
・2枚切れ字牌
・手順上通りそうな筋
・序盤に切れている牌のまたぎ筋
・1枚切れ字牌(ドラは除く)
字牌に関しては説明不要ですね。1枚切れなら1%も当たりません
手順上通りそうな筋というのは
たとえば、2巡目に1sが切ってあって、6巡目に5sを切り、その後6p切ってリーチ!みたいな時の2sはまあまあ通ります。
詳しくは、読みの項目で書いたので、そちらを参考にしてみてください
せいぜい単騎にしか当たらないような、手順上通りそうな筋の場合は
まあまあ通るっしょという感じで、ラフに切って1シャンテン押しすることが多いです

聴牌したら勝負できる手、安全牌1枚以下、切る牌がまあまあ安全
現物は4pのみ。
出ていく牌が6s、ドラ9mとまあまあ危険で終盤ですが、
3mが通っていて、7mトイツ落としリーチなので、
6-9m両面にあたることもなさそうな6mだけは通りそうなので、6mきって1シャンテンをキープします
好形高打点 &序中盤
「1シャンテン押しといえば好形高打点」というイメージがありますが
実際は、好形高打点であればどんな状況でも押せるというわけでもなく
押す理由の一つだなー程度に考えることが多いです
自分が親+好形高打点とか
押す牌が危険すぎない+好形高打点とか
また、いくら良い手牌といっても、終盤はもうアガれないことが多いので
手が良いことを理由に押せるのは序中盤までとなります
ケイテン狙い終盤
終盤は自分の手というより、ケイテン狙いで1シャンテンから押せるか考えることになります
もちろん、ケイテン1シャンテンで無筋を押すのは大損なので
押すとしたら、先ほど述べたような、まあまあ通る牌を切って狙えないかを考えます
ツモられても、流局でも、他家の放銃でもダメな展望状況 (オーラスで4着目など)
これは皆さん経験してますよね。
オリても意味ないなら押しましょうということですね
リーチ者以外 誰も攻めていない
自分が以外誰も危険牌を切って攻めてきているかどうかは結構押し引きに影響します。
他家が押しているなら
その他家が放銃してくれたり、リーチ者が他家に放銃してくれ、自分が無失点で終えられる可能性が生まれているからです。
誰かが放銃してくれるなら、自分は無理しなくてもいいんです

好形高打点、中盤ですが
安全牌3枚(5p、7m、3m)、 対面が押している テンパイするために切る牌が両方きつい
のでギブアップ
実戦例
では実戦例を見ていきましょう

現物1枚以下ですが、テンパイしても勝負できるか相当怪しく(良形ならギリ?)
テンパイするために押さなければならない7pや3sが危険なので、2p切ってオリ

親からリーチ。超序盤
テンパイしたら勝負できる愚計愚計1シャンテン。現物1枚のみ
切る牌が危険すぎない白なので押し

2mは厳しいですが、2m通せば5mの危険度も下がるので、ギリ押します

4pや5mを押すのは厳しいですが、
リーチ者が切っている2pのマタギである1pなら、まだそこそこ通る牌なので押します

対面が攻めてきた&現物が3枚に増えた&発はションパイでちょっと厳しい。もちろん5mも厳しい
とオリ条件が増えたのでオリ

テンパイしたら勝負できる手 中盤 安全牌2枚なので、押したくなりますが
切る牌が5m、5pとキツイのが2種類
親が8p無筋切って押している とオリ要素がそろっているのでオリ

相手が中切りリーチなので、5pマタギの7pくらいは切りますが

こうなると9pも1mもきついので、どちらも切らず2sきってほぼ撤退

安全牌は1枚。テンパイしたら勝負できる手。序中盤
オリ要素は特にないですね
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